車での遠出や旅行もこれで安心!すぐ実践できる乗り物酔いの防ぎ方

車での遠出や旅行もこれで安心!すぐ実践できる乗り物酔いの防ぎ方

目次

車での遠出、旅行や遠足など行事というのは非常に楽しみなものですが反面、ご自分やお子様の乗り物酔いが心配・・・

そんな憂鬱を抱えている方もいらっしゃるかと思います。

今日は、乗り物酔いのメカニズムと防止策について、いくつかご紹介させていただきます。

(車)乗り物酔いに関するメカニズム

車の乗り物酔い

そもそも乗り物酔いは何故起こるのでしょう?

人の耳の中には、重力や回転加速を感知するセンサーの役割を果たす「三半規管」があります。 このセンサーが脳に「今、移動中だよ!」という情報を伝え、それを受けた脳が、移動スピードに適した姿勢や目の動きをするよう、各々に指令を出します。

一方、目からは、車や乗り物内の静止空間の情報が入りますので、これらの情報の誤差が酔いの原因だと言われています。体の異常を知らせる「非常ベル」みたいなものですね。

この三半規管の発達が未熟な乳幼児には車酔いはありません。 発達し始める小学生~中学生くらいまでが1番症状が出やすいと言われています。

大人になるにつれ、この情報の誤差に慣れていき、治っていくことが多いです。 さて、メカニズムを知ったところでどのような対策があるでしょう。

車内での乗り物酔いへの対処法

[ 乗り物酔いを避ける車内での座席 ]

まず、座る座席の位置は、タイヤの上を避け、正面の景色が見える位置が正解です。

小学生の遠足で、酔いやすい子はバスの前の先生の席あたりに座っていませんでしたか? タイヤから離れることで体の揺れを最小限にし、かつ前方が見えるので、視覚情報とセンサーの情報が比較的一致しやすいのです。

カーブや右折・左折の状況が見えるので、体を車の動きに合わせることでも、車酔いが軽減できます。 このように視覚情報がかなり影響してきますので、目を閉じたり、サングラスをかけるのも有効です。

[ 乗り物酔いを避ける食事の採り方 ]

乗り物に乗る前にできる対策としては、腹5分目の軽い食事がいいそうです。 食べ過ぎも空腹もダメとのことですので、朝ご飯は軽めに済ませ、飴やチョコを持っていきましょう。

これらのお菓子は血糖値を上げ、脳の働きを活発にします。食べ物で言うと、みかんやグレープフルーツなどの柑橘類は要注意! 消化が悪く、気持ち悪くなりやすくなります。

[ 乗り物酔いを避ける車内での服装 ]

また、服装でも気を付けることができます。

体にピッタリとしたジーンズやスパッツ、重ね着、ベルトやネクタイなど締め付けがあるものは酔いが促進される可能性があります。 楽な服装でお出かけしましょう。

最後に乗り物酔いを避けるための1番大切なこと

車で乗り物酔いしない方法

また、睡眠不足は大敵です!

そして、実は1番の大敵は実は精神的要素。酔ってしまうかも・・・ という不安が、より酔いやすい状態をつくってしまうと言われています。 酔い止め薬の効果は、「これを飲んでいれば大丈夫!」という精神的な支えが最も効果的という説もあります。

実際、乗り物酔いしやすい人に、砂糖水を酔い止め薬と言って飲ませたところ、6割の人に症状が見られなかったという実験結果もあるそうですよ! これらの知識を実践することで、「これだけやれば大丈夫!」と自信を持って、楽しくお出かけできるといいですね!