飲酒運転しないためのアルコール量・分解時間を知ろう

飲酒運転しないためのアルコール量・分解時間を知ろう

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1月~4月は、普段会えない親戚や友人に会ったり、歓送迎会があったりと、お酒のお付き合いの機会が増えますよね。また、懇親ツールとしても人気のゴルフでは、昼食休憩にちょっと一杯、を楽しむかたも多いのではないでしょうか。

「自分はお酒に強いし、一杯だけなら大丈夫」 「お風呂で汗もかいたし、アルコールは抜けているだろう」 「一晩寝たから完全に冷めた」といった、安易な判断で運転をしてはいないでしょうか?

その運転、本当に大丈夫ですか?

アルコール摂取量の基準と分解時間

車運転時アルコール摂取の基準

アルコール摂取量の基準とされるお酒の「1単位」は、ビールなら中びん1本(500ml)、日本酒は1合(180ml)、ウイスキーはダブル1杯(60ml)、焼酎0.6合(110ml)が目安となります。

そして、その1単位のアルコールを分解するのに必要な時間は、健康な成人男性で4時間と言われています。ビール中ジョッキ1杯が大体500mlですので、3杯飲めば、飲み終わりから約12時間は、アルコールが体内に残り続けているのです。

アルコールの分解時間は人によっても差がある

アルコールの分解

また、1単位あたり4時間経てば大丈夫というものではなく、女性なら分解時間はさらに伸び、体の大きさや、分解能力の高さによってもまた違う結果になります。さらに睡眠中は、一般的に2割~3割分解が遅れます

アルコールがもたらす悪影響について

車の運転への悪影響

分解されるまでは、アルコールが体の中で悪さをします。視野が狭くなり、動体視力が落ち、注意力や集中力が散漫になったりと、まず認知力が低下します。

理性や自制心が弱まり、怒りっぽくなったり過信したりと、 判断力も低下します。

車の運転に支障をきたすアルコールの悪影響

車の運転に支障をきたす

そして、ブレーキやアクセルの反応遅れ、操作ミスが起こる操作力も低下します。

実際、運転シミュレーターによる実験では、1単位のお酒を飲んだいわゆる「酒気帯び運転」時には、危険を察知し、ブレーキを踏むまでの反応が遅れ、事故を避けられない方が増えました。

このアルコールが及ぼす影響は、お酒の強い、弱いには関係ありません。ですので、お酒強いからと言って過信してはいけません。

車の運転とアルコールについて最後に

車運転とアルコールの最後

アルコールチェッカーはひとつの目安にはなりますが、重要なのは、検知器にひっかかってしまうことではありません。

アルコールは、例えそれが少量でも、自分でも認識していないところで脳や身体へ影響を及ぼし、事故を引き起こしてしまう可能性がある、ということを十分に認識することが重要です。

家族やご自身の幸せのために、飲んだら飲むな、飲むなら乗るな、そして、勧めるな、見逃すな、を心に留め、皆で悲しい事故をなくしていきましょう。