いよいよ8月の夏(お盆)休み、大型連休期間が迫ります!お休みの方もお仕事の方も、お気をつけてお過ごしください。
大型連休といえば、よくニュースになるのが高速道路の車渋滞。 利用者が集中する高速道路、実は一般道路と違った様々な安全の仕組みがあるのです!
皆さんはいくつご存じでしょうか?
何より大きな仕組みは、24時間365日、あらゆる場所の交通情報を届ける道路管制センター。ラジオの交通情報で名前を聞いたことがある方も多いかも知れません。
どの高速道路にも管制センターはありますが、その中でも、新東名高速の交通管制システムは日本最大!46インチモニター64個分、高さ4m・長さ18mの大画面で、道路の端から端まですべて把握できるようになっているのです。
センターに情報を送るのは、道路上のセンサー付きカメラ。車が何台通ったかをカウントする役目を持っていて、交通量がすぐに分かります。
例えば、普段は車が100台通る道に10台しか通らなければ渋滞が起きている…など、映像と合わせてすぐに確認することができます。 情報は1分ごとにセンターに送信されるので、まさに「今この瞬間」の情報がつかめるんですね。
走行車のスピードが遅すぎたり逆走している危険運転車を見つけ、すぐ横の掲示板にドライバーに向けたメッセージを出すこともできるんですよ。
もし災害でシステムが故障したとしても、離れた場所にある管制センターから代わりに指示ができるよう、バックアップ対策もバッチリ。 災害時にこそ、迅速で正確な情報が必要になりますからね。
道路やトンネルにも仕掛けがあります。
例えば首都高のアスファルトは、一般道とは違い、たくさんの隙間があります。 スポンジのように水を吸い込める仕組みになっていて、これにより、騒音の低減や水はね防止に役立っているんですね。
また、夏のトンネルではミストを降らせることも。 熱気がこもりやすい場所なので、車やドライバーのために温度調節を行っているのです。
夏のトンネルがヒヤッとするのは、日陰だからという理由だけではないかもしれません。 たくさんの仕組みで私たちの安全を守ってくれている高速道路。 ドライバー側もマナーを守って、より安全で快適なカーライフで連休をお過ごしいただければと思います♪