じめじめとした梅雨も終わり、夏本番となりました。今年は西日本での大雨、洪水により多数の被害が発生してしまいました。
弊社カービジネス研究所でも、義援金などの活動を行わせていただきましたが被災者の方々におかれましては心より深くお見舞い申し上げます。
本日は雨の中、少しでも車とカーライフの快適と安全を保つ方法をお伝えします。
まずは、車のケアの観点から。 ボディに残った汚れ+酸性雨+紫外線=「取りにくく、車体を傷める汚れ」です。
特に降り始めの雨は酸性が強く、汚れに吸い取られてすぐに定着してしまう恐れがあるため、汚れてから洗えばいいでは遅い場合があります。 事前に車をワックスでコーティングし、車体に汚れが残りにくい状態にしておくことをお勧めします。
そうしておくと、雨の翌日にサッと水洗いするだけでもきれいになり、車体を傷ませずに長持ちさせることができます。
車のワイパーゴムの寿命は約1年。
ついつい疎かにしてしまいがちな交換ですがたとえ見た目はきれいでも、水切れが悪かったり、ビビリがあったり、動作後にスジが残ったりすれば要交換です。
また、雨の日にガラスがギラギラするのは、大気中の汚れや道路からの跳ね上がりによってついた油膜の仕業。これはワイパー交換では解消できません。
専用のクリーナーで取り除くと驚くほど視界が良好になりますよ!
また、注意したいのがサイドミラー。
ここに雨粒がつくと、車線変更なんかをするとき、見えづらくて危険です。 サイドミラーは、水拭き+から拭きで汚れをとっておくだけでも、見えづらさはかなり解消します。
良かれと思って、フロントガラスと同じような「撥水」コーティングをすると、しっかりとした雨粒ができてしまい、余計に見づらくなってしまう場合があります。
見やすくしたい場合は、ガラスに水がなじむ「親水性」のコーティングがお勧めです。
冒頭でもお伝えしましたが、最近は豪雨も増え、浸水など多くの被害が報告されます。そんな災害時に知っておきたい知識はこちら。
川の近くでなくても、大雨で、道路に深い水溜りができることがあります。 また、トンネルに水が溜まっていて、トンネルに入った途端に浸水してしまう報告もあります。
そんな水溜まりに入り、一瞬、水で車が浮く感覚になったとき、慌ててアクセルを離してしまってはいけません。マフラーが水を吸い込み、エンジンが止まってしまうからです。周りの状況が許せばですが、アクセルは踏みっぱなしがベターです。
また、水が車内に入ってしまったときは、落ちついて脱出してください。 浸水した水かさがそれほど高くなくても、マフラーが塞がれている車内に居続けるのは危険です。
車外と車内の水かさに差があるとドアは開きにくいので、水かさが水平になるまで待ち、一気に力を入れましょう。 事前の準備と緊急時の対策知識で、いつでも快適・安全なカーライフをお過ごしいただければと存じます。