服もタイヤもしっかりと衣替を♪知っておきたい車両安全のためのタイヤ交換

服もタイヤもしっかりと衣替を♪知っておきたい車両安全のためのタイヤ交換

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暖かい日差しの日も増えてきたこの頃ですが、皆さんの愛車のタイヤはしっかり衣替えされていますでしょうか。

スタッドレスタイヤの購入が活発になるのは、例年10月頃から。

しかし、スタッドレスから夏タイヤへの履き替え時期はまちまち・・・ という話があります。お住まいの地域では必要なくても、ウィンタースポーツをするかしないかで変わってくるのかもしれません。

しかし中には、車なんて年中スタッドレスでいいのでは、という方もいるから驚きです。 タイヤは、車のパーツの中で唯一、直接地面に触れる部分。人間でいうと靴の役割です。

意外と知られていない!?車のスタッドレスタイヤの働きについて

スタッドレスタイヤの性能

1年中、車のタイヤをスタッドレスで過ごすということは、実は人間が長靴で長距離を走るようなものなのです。 すぐに疲れてしまう上、性能が劣るのは当然です。

また、素材が柔らかいので摩耗もはやいでしょう。 しかも、スタッドレスタイヤは、暖かい季節にめっぽう弱いです。

スタッドレスタイヤの特徴は、溝の深さとゴムの柔軟さ。 この溝が雪を噛むことで駆動力を生み、また、溝横のサイプと呼ばれるギザギザの部分が氷を引っ掻き、寒さに強いしなやかなゴムが、デコボコ道や道路で変形しながら機能を発揮します。

しかし、この雪道や氷の上で発揮される効果は、夏にはまったくの逆効果となってしまうのです。

夏場にスタッドレスタイヤでの車運転の危険性

夏場スタッドレスタイヤでの車の運転は危険

まず、溝が深いことで道路への接地面が少なくなり、摩擦力が低下します。 そうすると、車のブレーキをかけたときに止まる力が弱くなり、制動距離が長くなってしまうのです。

柔らかなゴムは熱をもちやすくなり、摩擦熱でのバーストの確率は一般タイヤより上がります。バーストとまでいかなくとも、熱で変形しやすくなりますので、車の乗り心地に影響するでしょう。

また、吸水性があるので、雨の日は、タイヤが水分を多く含みすぎてしまい、路面の間に水膜をつくります。そのため、濡れた路面では車が滑りやすくなってしまうのです。

大雨の日の運転で、地面から車が浮いたような感覚になって、ブレーキが効きづらくなったことはありませんか? スタッドレスで雨道を走ると、その現象が起こりやすくなってしまうのです。

このように、春夏や梅雨時期は、スタッドレスタイヤには向かない季節。乗り心地や安全性を保つためにも、遅くともウィンタースポーツシーズンが終わる5月前には、是非、履き替えを検討いただければと思います。

安全な車のタイヤ保管方法について

安全な車のタイヤ保管

ちなみに、車のタイヤを外したあとは念入りに洗って、よーく乾燥させてください。溝の小石などを取り除いた上で、できれば保管袋に入れて直射日光の当たらない場所で保管すると、性能が長持ちしますよ。

家に保管のスペースがないという方も、最近ではタイヤ保管サービスなども充実していますね。

なお、ホイール付きのものは、タイヤの空気圧を少し抜いた上で平積み、ホイールなしは縦積みが推奨されています。

是非お試しください。