2020年から義務化!でもその前に。車のヘッドライト、早めの点灯のススメ

2020年から義務化!でもその前に。車のヘッドライト、早めの点灯のススメ

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夏場の夜7時というと、まだ昼過ぎのように明るいですが、
秋~冬場の夜7時は薄暗く、天気が悪いと夜の暗さになります。同じ時間帯でも外の明るさは季節によって違うもの。車のヘッドライトの点灯も、時間ではなく、明るさによって
臨機応変にしたいものです。

2020年4月以降の新型車からオートライト搭載が義務化される

先日、国土交通省は、暗くなると車のヘッドライトが自動で点灯する「オートライト」搭載を義務化することを発表しました。 2020年4月以降に発売の新型車から搭載が義務づけられます。

車のオートライト義務化の背景

車の車内から見える夕方の景色

これは、朝や夕方の薄暗い時間帯の車事故を減らすため。特に注意したいのが、帰宅や買い物等で多くの人が動く夕方。現在、交通死亡事故の13%が、日没の1時間前後に発生しているそうです。

現在も3割の車にオートライトが搭載されているものの、手動でON・OFFも選べる仕様がほとんど。これにより、せっかくオートライト機能が働いても、まわりがまだライトをつけていないからと手動でOFFにしてしまう、ドライバーの心理的なハードルでライトの点灯時間が遅くなっているという説もあります。

JAFが行った調査では、日没30分前にヘッドライトをつけていた車は、調査対象4万5千台のうち、たった0.9%、日没時でも22.8%という結果でした。

そのため、新基準では、昼間は手動で切り替えができるものの、一定の暗さになったらヘッドライトOFFができなくなるという性能基準を設けています。

車のヘッドライトの効果は運転時の視界確保だけではない

雨の日の車のヘッドライト

暗くなって車の運転に支障があると感じてから点灯することが多いヘッドライトですが、運転者の視界を守るほかに、歩行者や自転車に車の存在を知らせる意味合いもあります。日没時もそうですが、雨の日なども早めの[思いやり点灯」で、運転者と歩行者の両方の安全が守れるよう心掛けたいですね。

オートライト機能については、トンネル内での点灯の遅さや、明るい場所での消灯の遅さなど、まだまだ改善点も挙げられますが、義務化される2020年には快適な状態で標準化されているかと思います。
それまでは、ドライバーのマナーによって安全を守っていきましょう (●´∀`●)

これからどんどん日没時間がはやまってきます。季節の移り変わりとともに、周囲の明るさの変化にも目配りし、秋のドライブを楽しんでください♪