歴史や希望がいっぱい!エンブレムの由来とは。

歴史や希望がいっぱい!エンブレムの由来とは。

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車メーカーの象徴ともいえるエンブレム。私たちの名前と一緒で、それぞれに想いが込められているんですよね。
皆さんの中にも、ご興味を持って調べてみた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?今回は勝手ながら、筆者が、へえ~!と思った日本車メーカーのエンブレムの由来を、一部ご紹介いたします。

まずはトヨタ。3つの楕円で頭文字の「T」を形どっておりますが、中の2つの楕円は、「お客様の心」と「トヨタの心」がつながる様を、外の大きな楕円はトヨタをとりまくお客様や世界を象徴しているそうです。また、全体がステアリングに見え、自動車そのものも意味しており、楕円の線が太くなったり細くなったりしているのは、日本の「毛筆」がヒントだそうですよ。

続いてスズキ。1909年に創業者である鈴木道雄氏によって、織機製作所として静岡県浜松市で創業されました。このロゴマークは、1958年に美術系の大学生に呼びかけて募集したもの。親しみやすいという理由で採用され、以来、61年間ずっと使い続けている伝統のロゴです。創業者から脈々と受け継がれてきた意志が込められているエンブレムなのでしょうね。

ホンダは、創業者・本田宗一郎氏の頭文字である「H」。Hを囲む四角い枠は、本田氏の趣味である三味線の箱をイメージしたもの。上に向かって幅が広くなっているのは、未来に向かって発展するようにとの意味も込められているそうです。
また、全体をハンドルの形に寄せており、自動車を表しています。ですので、ホンダの二輪車はハンドルがないこともあり、まったく別の形をしています。

最後は日野自動車。HINOの「H」をもとに、地平線から昇る太陽がイメージされており、未来に向けて挑戦し続ける活力と発展性を表現しているそうです。
左右に引き合う形は、ハイテクノロジーと環境の調和を。左右に広がろうとする強い力は未来の飛躍を。そしてなんとなく見える矢印形は安全な行き帰りというトラック・バスメーカーの願いを。中央のラインは輸送道路、左右の曲線は幹線と末端をつなぐ「流通」の一体感などをも願って表現されたものだそうで、とても想いの強いエンブレムです!

いかがでしたでしょうか?由来には諸説ありますので、もしかしたらほかの解釈もあるかもしれません。また、このほかのメーカーも、歴史ある意味がそれぞれありましたので、またの機会にご紹介したいと思います。エンブレムだけでなく、車名の由来もとっても楽しいんですよ!ご興味を持たれたら是非、皆様の愛車のエンブレムや社名の由来も調べてみてくださいね。