年末年始、渋滞回避&渋滞を作らないための注意点

年末年始、渋滞回避&渋滞を作らないための注意点

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平成最後のお正月が間もなくやってきますね。一斉に帰省ラッシュ、そしてUターンラッシュが起こるお正月休みの渋滞は、ドライバーの皆さんにとって毎回、悩みの種かと思います。全国各社の高速道路企業が出した、年末年始の10km以上の渋滞予測は、下り線渋滞が63回、上り線は100回にも上るとされています。特に、休み前半の12月29日・30日、そして仕事始め前の1月2日・3日がピークだそうです。

少しでも渋滞を回避するために、まず基本として深夜早朝の出発が挙げられます。
ただし、場所によっては、皆が同じことを考えるので、朝の6時にはすでに渋滞・・・という場合もあるようです。

肝心なのは、使う道路やルートの下調べをしっかりしておくこと。NEXCOやJARTICのウェブサイトには、何時頃にどこが混むかの予測が出ていますので、参考にしながら出発時間を決めるといいでしょう。また、目的地までのルートがいくつかあるなら、車線が多い道路を選ぶ、渋滞ポイントをあらかじめチェックし、手前や奥のインターで降りる心づもりをするなどすると、心の平穏にもつながります。

走行中は、左車線が鉄則です。隣のレーンのほうが速く進んでいるようにも見えますが、そのイメージの分車が少ないのと、途中で高速を降りる車がいることで相対的に速く進めることも多いのです。
また、大型トラックや観光バスの後ろもおススメ。こういった大型の商業車は運転席の位置が高く、空いている車線を上から見渡せる上、仲間や本部と情報交換してうまく混雑を避けていきます。ただし、排気ガスをもろに受けるので、エアコンは車内循環モードにしておきましょう。

事故や工事以外の渋滞を指す「自然渋滞」は、交通量の問題以外にも、ドライバーの運転方法によっても起こります。交通の流れには、「前の車が踏んだブレーキが、後ろになるほどどんどん増幅されて伝わる」という現象があります。そのため、例えば、事故の様子を見るために軽く踏んだブレーキ、上り坂のはじめに起きる自然減速、トンネル入り口での暗闇の不安から起こるブレーキ、風景写真を撮るための減速、無理な車線変更から起きる後続車のブレーキ、合流地点で車を入れまいとする動きなどなど、不必要な減速や、相手に減速させてしまう行動が、渋滞をつくることもあるのです。

坂道の登り始めでは意識的にアクセルを踏み速度を維持する、無駄な減速なブレーキングを控える、まわりの車のブレーキを踏ませてしまうような行動は慎むことが、無用な渋滞を減らすことにつながります。

下調べをし、運転マナーを守り、渋滞とうまく付き合うことで、楽しい休暇をお過ごしくださいね。