自動車損保会社が提供する、高齢者ドライバー「見守り」サービス

自動車損保会社が提供する、高齢者ドライバー「見守り」サービス

目次

体重計に乗ったらスマートフォンに自動で数値が記録できたり、ジョギングをしたら1ヶ月の走行距離がレポートになったり、人間が行動するだけで、機械が自動的に記録をしてくれるサービスが増えましたね。
今では、コーヒーを入れたら、遠くに住んでいる家族にそれが知らされたり、ペットがご飯を食べたら飼い主に通知がいったり、高齢者や離れている家族の無事を確認できる「見守り」サービスも広がっています。


この「見守り」サービス、自動車にもあるのをご存じでしょうか?

あいおいニッセイ同和損保をはじめとした、三井住友海上、損保ジャパン、東京海上日動、オリックス自動車など各損害保険会社は、高齢者の事故多発を受け、運転支援や見守りサービスを拡充しています。


例えば、高速道路の逆走行や、速度超過・急加速・急減速の危険な挙動が起こると、車に搭載された専用機械が危険アラートを出して運転者に知らせ、かつ、指定のメールへ通知する機能などがあります。


また中には、あらかじめ指定した区域を出て走行した場合のアラートや、危険な挙動が起こりやすい場所をマッピングする機能などカスタマイズも可能です。

車載機が大きな衝撃を受けると、専任オペレーターから安否確認の電話が自動で入るサービスや、警備会社が30分以内に駆けつけるなど、何かあったときに迅速に対応できるよう、「見守り」の範囲は家族のみならず、社会全体に広がっています。


これらのアラートや通知の発生状況は、1ヶ月間のレポートになって指定者に届けられます。免許を取ったばかりの初心者ドライバーの運転上達の確認にもいいかもしれませんね。
保険会社のサービスは各社違いますので、ご興味がありましたら、どんなサービスがあるか、是非、ご確認いただければと思います。

もちろん、記録されるご家族と十分に話し合いの上での利用が必要ですが、これらのサービスをきっかけに、ご家族で安全な運転について、話し合う機会にしてみてはいかがでしょうか?