夢の「空飛ぶ車」がいよいよ現実に!

夢の「空飛ぶ車」がいよいよ現実に!

目次

1985年のアメリカ映画「バック・トゥ・ザ・フュ―チャー」でおなじみの、時空を超える空飛ぶ車「デロリアン」。憧れたかたも多いのではないでしょうか。
また、フォード社を創業したヘンリー・フォードは、「飛行機と車を組み合わせた乗り物は実現する。笑うかもしれないが、本当だ。」と、1940年に予言したと言います。
そして2017年、時空こそ超えられないものの、『空飛ぶ車』が本当に発売されたというから驚きです。

スロバキアに本社を構えるエアロモービル社は、飛行機に
変形する自動車「AeroMobil(エアロモービル)」を発表しました。
300馬力、2リッターのエンジン搭載、最高走行時速は160km、最高飛行時速が約360kmであるほか、最長で750kmの航続飛行が可能な空陸両用車で、芝などの未整備道路でも、滑走路として200mもあれば飛べてしまうそう。燃料はレギュラーガソリンでOK。すでにヨーロッパでは飛行の認可は取得済で、次いでアメリカ、中国と販路を拡大する予定なのだそうです。

エアロモービルは、すでに予約販売が開始されており、価格は、約1億5000万円~約1億8000万円と超高額!でも、3億円を超すスポーツカーがあるくらいですから、やはり買い手があるのでしょう。
ただし、運転にはパイロット資格が必要だったり、安全性が確保できる外装状態が不十分だったり、さらには航空規制や、鳥が飛行機に当たるバードストライクなど、2020年の出荷までに解決する問題は、まだまだ数多く残ります。


2020年の出荷を実現させ、さらに将来的には、パイロットの必要ない完全な自動操縦飛行も計画しているという同社。エアロモービル社以外にも空飛ぶ車の開発をしている企業は世界各地にあります。陸だけでなく、空、そして海までも車で移動できる未来は、どんどん現実に近づいているのかもしれません。